臨死体験

ふと、色々な著書読んでいると目に留まるフレーズがあります。

それは「明日死んでも悔いの無いように今日を生きなさい。」と言うフレーズです。

これは私にとって一生大事にしたい言葉だと思っているのです。

話は遡りますが、ちょうど10年前の今日、私は4時間に及ぶ手術をしました。

術後なかなか麻酔から醒めなくて更に4時間くらいどこかを彷徨っていたのでしょうか、、家族が術後の私のそばにいて言う話では、呂律の回らない言葉でなにか苦しんでいたようでした。

わたしはその間、透明のシャボン玉の中に包まれ運ばれて行き、真っ白く霧の深い生暖かい所で、まるで揺りかごに揺られているかのようにあたたかく、幸せすぎる場所に降り立ち、裸足で歩いていたのです。

そして咄嗟に「帰りたくない。」と思ってしまいました。。。
そのくらい、居るだけで幸せな場所だったからです。
あたたかい湿り気のある霧の中、顔は見えなかったけれど、私の目の前には見覚えのある御先祖様の数体の足が近ずいて来るのが見えました。
 
その瞬間、後ろから私の子供たちが「ママー。」と呼ぶ声が聞こえ、「はっ!」と我に返り、私は自分の意思で「やっぱり帰りたい!帰らせて!」「子供達は?子供達はどこ?」と言いながもがいていると目が醒め、、

現実に戻って来たのです。

 

細長いグレーのトンネルを瞬時に行き来して現実に帰って来た。。

 

この不思議な脳内の映像は、1年経っても10年経っても鮮明な記憶として残っているのです。肉体が肉体を超えて魂だけになったのか、、?  今でも謎です。。

そして、例えこの事が無駄だと言われることがあったとしても私は伝えるべきだと思っています。

 それにはきっと、意味と使命があって生かされて帰ってきたのだと感じたから。。